良いところ探しをするって、どうしたら良いの？

どんな自分になりたいですか？人の悪いところは目につきやすいけれど、良いところを探すのって意外と難しいですよね。まして、自分となると、難易度がアップするのではないでしょうか？良いところ探しをするには、何事にもポジティブに反応する癖を付け直すことが大切です。その一歩は、笑顔を増やす努力をすることです。笑顔とは、相手に向けられた優しさだが、自分のためにもなるのです。相手から笑顔のお返しがあるだけでなく、無理をしてでも笑顔になることで、苦しさ自体が和らぎます。

相手の気持ちを考えることが、自分の痛みや苦しさばかりへのとらわれから、自分を救ってくれます。その苦しさが直接とり除かれなくても、自分の苦しさよりも、相手の気持ちや周囲の良いことに気持ちを向ける事で、それを和らげることができるのです。苦しいからと、それにとらわれてばかりいることは、悪循環でしかありません。自分に染み付いたこの不幸のパターンに終止符を打ちましょう。

ネガティブな感情や言葉で過剰反応することは、負の連鎖を生みます。それを繰り返していたのでは、いつまでも、苦しみや不幸の連鎖から逃れることはできません。不信や怒りの矛先を誰かに向けたところで、それは心を余計汚すだけです。そして、それを身近で自分のことを思ってくれている存在に向けたとしたら、自分の足に斧をふるうようなものです。傷つけた痛みは結局自分に跳ね返り、自分を支えてくれる大切な存在を、やがて失うことになるだけです。そんな愚かしい悪循環を止めにしましょう。

そのために大切なのは、悪いことではなく、良いことに目を向けることです。自分にされた不快な事、マイナスな事ではなく、自分にしてくれた、ためになること、良かったことを思い起こすことです。あなたが、良い点に目を向けるようになると、不思議なことに、周りも同じように降る舞い始めます。幸福が幸福を呼ぶ好循環がそこに生まれます。たったそれだけのことで、人生は正反対のものになる。不幸と憤懣にまみれて一生を終えるか、満足と感謝に満ちて暮らせるかは、そこにかかってくるのです。