たまには自分に向き合おう！なりたい自分になれてるのかな？

自分に向き合うことしてますか？現実の様々な関わり合いの中で、自分を動かしている影の力を感じる様になることがありますか？その影の力が自分の行動を縛り、委縮させ、自由を奪っていることに気づくようになる。様々な場面で自分の行動が客観的に見えるようになると、そこには、自分と親との関係が、形を変え繰り返されていることに気づく。自分がまだ子供の頃と同じように、あたかも母親がそばにいて監督しているように振る舞い続け、あるいは、自分が母親のように振舞っていることに気づく。得体のしれない罪悪感や落ち込みから、まだ逃れられずに苦しんでいる自分の中に、母親から愛されなかった思いや否定された思いを引きずっていることを、はっきり自覚するようになる。それでもまだ、自分を損なう行為を完全にとめられないでいるかもしれない。

時間も傷を癒してくれますが、本当の回復には、向き合うことが必要なのです。まだ吐き出し尽くせてない思いがあれば、それを洗いざらい語り尽くすことです。恨みつらみや傷んだ気持ちを言葉にしていくことです。長い時間をかけて傷ついてきた思いを、一度に吐き出すことなどできないので、急ぎすぎないことも大切です。語る言葉に、根気よく共感しながら、冷静に耳を傾けてくれる人がいれば、それはとてもありがたいことです。しかし、そうした存在が身近にいないという場合もありますので、その場合は、思いを少しずつ書いてみると良いでしょう。ノートは、あなたのことを批判したりはしない。あなたの言葉を、そのまま映し返してくれます。気に入らなければ破り取ることだってできるのです。

最初のうちは、吐き出したバケツの水も、汚れで真っ黒になるでしょう。それを何度も何度も繰り返しているうちに、どんな強い汚れも、次第に薄まっていきます。すると、不思議なことが起きてきます。あれほど、親を憎んでいた気持ちが薄らぐとともに、親の優しい一面や、親なりに自分にしてくれたことが肯定的に感じられるようになるのです。