心が健康ってどんな状態？心の健康に害をもたらすストレスの正体は？

心が健康であるとは、どんな状態なのでしょうか？

心の働きには、知性・感情・意思などがあり、健康な心とはそれぞれが病的ではなく、正常で望ましい状態であることを意味します。つまり健康な心とは、いきいきと自分らしく生きるためにとても重要な条件なのです。

情緒的健康は自分の感情に気づいて表現できることです。自分の性格や能力を客観的に把握出来て自分自身の行動をコントロール出来て将来に対しての可能性や希望を持ち自己実現を目指している。

知的健康は状況に応じて適切に考え、現実的な問題解決ができる事です。自らストレスを少なくするために工夫し積極的に努力し困難に直面した時も、回避せず現実的、合理的な解決を図ろうとする。単に環境に順応するのではなく、環境に対応しながらその環境をより良いものに変えていこうと努力する。

社会的健康は他人や社会と建設的でよい関係を築けることです。人とのふれあい、愛情、充実感、笑い、日常生活の中のささやかな楽しみなどの幸福感は心を成長させるための大切な糧であり、他人の幸福を喜び不幸を共に悲しめるなど人と共感できる。社会人として自分に責任を持って行動し、人と協調するために自分の意欲をうまくコントロールできる。

人間的健康は人生の目的や意義を見出し、主体的に人生を選択すること。自分の置かれた立場を受け止め自分の役割を積極的建設的に果たすことが精神安定の基礎となり、自立し自らの持ち味を十分に生かし充実させた生涯を送るよう努力する。人格に調和と安定性と一貫性がある。

こんな健康な心の状態にストレスがかかることで病気になり体の色々なところに症状が出てきてしまいます。

次回はそのストレスについてのお話をさせていただきます。