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人間関係の悩みも色々ありますが、自分を取り巻く人に原因があることもあります。心の病気には、明らかに人と違った反応を示し、その反応が問題となるパーソナリティ障害があります。パーソナリティ障害は、その人の

人格そのものよりも、その人が取った何らかの偏った行動が問題となる場合が多く、ある特殊な人格のタイプが対人関係や生活の中で破綻をきたした場合を指します。同じ人格の持ち主であっても、環境に恵まれていれば、さして問題にならないこともあります。そのため、その人の人格だけを問題にするのではなく、なぜその人がトラブルを起こすようになったのかということも考えなくてはならない。

パーソナリティ障害は3群に分けられます。その中の一つに妄想性パーソナリティ障害があり、人に対して不信感や疑惑、ひがみを持っており自分の感情を人のせいにすることが多くしばしば敵対的である。常に物事を悪く解釈し、恨みに思ったことをずっと覚えている。「自分はこう思う」「人は自分に対してこうすべきだ」などと強硬に主張し、それが受け入れられないとひどく怒る。こんな人が職場にいたら、親戚にいたら付き合いづらいですよね。

もう一つ、自己愛性パーソナリティ障害とは、人から称賛されたいという気持ちが強く、自分は称賛に値するだけの優れた人間であると信じ込んでいる（何の根拠もない特権意識）。演技性パーソナリティ障害は少なくとも異性から愛くるしいと思われることもあるのに対して、自己愛性パーソナリティ障害は鼻持ちならない自惚れやと思われがちでもある。自己愛を傷つけられるとひどく怒ったり、自分の評価を高めるために他人を手段のように使うことがある。こんな人が職場にいたら、仲間にいたらトラブルが絶えないですよね。一人で悩まず、プロにご相談ください。