つらいこと、不安なこと、怖いことから目をそらして、冷静になって前を向こう！

つらいこと、不安なこと、怖いこと・・・。こんなネガティブな感情と、あなたはどう付き合っていますか？ネガティブな要素が、あなたの身を置く環境や、仕事や対人関係で起きる自分以外が要因ならば、なかなかそこから抜け出すことは難しいかもしれません。一方で、思考や癖など自分の中にそのネガティブな要素があるならば、意識を変えてみたり、発想の転換をしたり、自分次第で何かの変化を望めるかも知れません。ストレス耐性は人によって違うもの。同じ環境下でも、ネガティブなことをいつまでも気にして引きずってしまう人もいれば寝たら忘れてしまう人もいて当然。ネガティブを消し去るために一番簡単なことは、その対象から目をそらすこと。頭の中で解決する術を知っているか否かでも受け止め方に違いが出てきそうです。

私たちの心を支配する感情や気分の正体が、いくつかの脳内分泌物質や体内のホルモンの働きによるものとわかってきました。脳の神経細胞から分泌される化学物質は脳や体の機能を調整する他に、情動や感情、行動に大きな影響を与えます。脳内物質やホルモンの役割は、大きく2つに分けられます。幸せに関わるものとして、セロトニン・オキシトシン・ドーパミン・エンドルフィンなどがあります。ストレスに関わるものとしてコルチゾール・ノルアドレナリン・アドレナリンなどがあります。これらの物質が、脳や体に大切な働きをしていますが、過剰になった時には調和が崩れ心や体に悪影響を与えてしまう事があります。

体が疲れた時は休むけれど、脳が疲れた時も休んで疲労を回復させることも、必要なのではないでしょうか。

今は生涯で5人に1人が精神を患う時代と言われ働く人の60％が抑うつ状態に陥るとされています。自分だけは大丈夫という楽観的な考えや、自分はダメな人間だという悲観的な考えは今の時代にはふさわしくない認識なのです。誰でも心の不調を経験する可能性がある時代にいきているのです。